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NOPPAsauna

採暖室としてのテントサウナ利用

2024.01.12

2024年新たな年を迎え、石川県で大きな地震が起きましたが、救助を待つ方、ご家族の安否を心配される方のお気持ちを思うと、何もできない自分がもどかしいです。

心を寄せることしかできませんが、復旧に尽力して下さっている団体などが寄付を募っています。私も少しですが寄付をさせて頂きました。
それと、JTSA(日本テントサウナ安全協会)を通して、採暖用にテントサウナ一式を寄贈させていただきました。

今回は災害時のテントウナの有効活用について少し書きたいと思います。



地震などの自然災害時には、断水や停電など、普段では当たり前にあるライフラインが突如断裂され、日常生活が出来なくなる事があります。
平時より、災害時のサウナテントの活用法として、お風呂などの入浴の代わりになると訴えていました。
通常のライフラインが途絶える中で、大量のお湯を沸かすという事はとても難しい事です。(現に今回の能登半島地震でも断水、停電などでお困りの方は沢山いらっしゃると思います)
長期間続く避難所生活では入浴できる機会もいつもどおりとはいかず、大変な思いをされていると思います。自衛隊風呂や温泉施設さんなどが提供してくださり、利用される避難者の方もいらっしゃると思いますが、絶対数は足りないでしょうし、支援を待つことしか出来ません。(自分自身で準備することができない)

先述しましたが、お風呂の為に大量のお湯を沸かすことは難しいですが、テントサウナと薪ストーブを利用してサウナ室を作ることは、一式と薪があれば簡単に準備することが出来ます。

災害時にテントサウナで楽しむとは何事だ!けしからん!とドヤる人もいるかもしれません。しかし、海外ではお湯に浸かる事自体が珍しく、ロシアやフィンランドなどはサウナとシャワーが日常です。

サウナであれば、少量の水でタオルを濡らし、サウナで汗をかいたら濡れたタオルで身体を拭けば清潔を保つことが出来ますし、気分がリフレッシュします。

今回の震災でいち早く設置された田鶴浜体育館の避難所でもテントサウナが有効活用されました(JTSA提供)

また、サウナとしての活用だけでなく、採暖用(冷えた身体を暖めるため)にも大変有用だと思います。
弊社で生産しているNOPPAsauna10(10人用の大型テント)に、通常なら薪ストーブ2台を稼働してサウナ状態にしますが、
1台で稼働すると冬の時期でも50-60℃になります。暖を採るには最適な温度です。
薪ストーブはサウナ用の薪ストーブでなくても構いません。ホームセンターに売っているクッキングストーブで代用できます。
(必ず煙突から排気の出来るもの)
写真のように板材を敷けば靴を脱ぎ寛ぐことも出来ます。膝の悪い方はベンチに座ってください。



10人が一度に入り、1回約15分暖まり、それを1日3回入るとしても、100人程度の避難所であれば大型テントNOPPAsauna10が1台あれば
充分足りる計算です。

実際に設営されて分かったことは、大人でけでなく小中学生などのお子さんたちも大変喜ばれているとの事でした。

避難所生活では食べること位しか楽しみがないかもしれません。テントサウナは子供たちのリフレッシュにも大変有用であったとの事。

普段は受注生産の為、お届けまでに1-2週間ほど期間を頂いておりますが、2024年1月現在は少し在庫を持ち直ぐに出荷できる対応を取っています。

このタイミングで記事をあげるのは震災を商売にしようと非難されるかもと思いましたが、そんな事より、いま寒い思いをされている被災地の方が少しでも
暖まる方法として一人でも多くの方にテントサウナの有効性を知っていただきたいと考え、記事にしました。

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